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おしゃべりのはなし

24/09/07 15:56

おしゃべりのはなし

会話がすごく盛り上がってると思っていたら、途中で急に「自分と相手が同じレベルで話してなかった!」と気付く瞬間ってありますよね。



高校生の頃、友達と話していたときのことです。友達と「勉強ってだいたい面倒だけど、たまに楽しいよね」という話になったんです。

私が「わかるわかる、英語とかね、たまに楽しいときあるよね」と乗っかりました。

これは紛れもなく本心だったんです。文章を読むこととか、書くこととか、私は子供の頃から好きだったので。実際に楽しいなって思っていたんです。

そしたら友達が「ああ、わかるよ、英文を和訳するのとか楽しいときある」と言いました。

私は「わかるかも!」と言いました。確かにわかるかもしれない、言葉を訳すのって、なんかパズルを解いているみたいで楽しいときがあるなって思ったんです。

そしたら友達が言いました。

「そうそう、言葉を訳すのって、もともとの英語のリズムを日本語の文章に残そうって思って工夫できる感じが楽しいよね。英語が少しもったいぶった言い回しなら、日本語もそういう言い回しに。逆に、英語がすぱっと言い切る感じなら、日本語もそういうふうに。そうやって工夫する感じが一番楽しいな」と。



おいおい、さすがにレベルが違う話だろ、と思いました。

だって、私が言っているのは、せいぜい「テストのときの和訳問題がなんだかやりがいがある」くらいの意味だったんです。

なのに、友達が言うのは、もうほとんと小説の翻訳とか、映画の字幕とか、そういうレベルの話だったんです。具体例を挙げるなら、「Intel in it」を「インテル入ってる」と訳すような……

そこまで盛り上がって、共感できていると思っていたのに!同じトピックとはいえ私はいち学生、彼女は戸田奈津子の目線で話していたんです……




実は意外と別のことを話していたんだな、話のレベルがずれているって気付いていなかったんだなと思い、どうしていいかわからなくなった私は、ニコッと笑って「そうだねえ」と言いました。

こういうことってよくありますよね。そういうときには、傾聴モードに切り替え、相手の視点をつぶさに理解しようとします。
なぜなら、好きなものを増やすには、実際にいまそれを好きな人から楽しみ方を教わるのが一番だと思っているから!
好きな漫画を増やすときは漫画好きの人から、お酒の楽しみ方を知るにはお酒好きの人から…といったふうに。

そうやって将来の新しい楽しみへの種まきをしながら同時に、別の話題に切り替わるのを待ちたいと思います。きっと何かしらの話題では、同じレベルで共感できるはずなので。
そして気付いたら、私も以前話題に詳しくなっていたりして。
どんどん手持ちの話題の和集合が増えていきますね。これだからお喋りは楽しいんです。