いちゃいちゃパラダイス 姫路店
出勤予定
14:00~00:00
  • 写メ
  • 如月マロン(いちゃいちゃパラダイス 姫路店)
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吉野図金?風

24/08/28 01:23

吉野図金?風
銀箔が変色して黒ずんだ背景に銀雲を画面の上下に部分的に配し山塊をあらわす緑青に山間に配されまさに散り始めようとする満開の桜が一際目に鮮やかに映える。大胆にして平明な表現だが山のたたずまいは平板な塗りに見えてその実、微妙な変化を加えて自然らしい量感があり群生する桜の配置も要領よく桜の花びら一枚一枚が丁寧に胡粉で仕上げられ繊細な技量が窺える。桜の根元の処理は桃山的で銀雲の縁に下地として胡粉を敷くのも古風な手法である。落款はなく作者は不明であるが大和絵の手法に練達した画人が想定される。満開の桜が咲き誇る山深い渓流沿いの春の光景を穏やかなやまと絵の画風で描く?風で歌枕にもなっている「吉野」(現在の奈良県吉野郡)の春の景色を連想させる。『義演准后日記』の元和6年(1620)の木地にある「吉野図金?風」と推定されている作例で画面右端に「土佐刑部大輔光信筆 正五位下左京少進光芳證(光芳之印)」と紙中極めがある。ほぼ構図をひとしくする中世から近世にかけての作例が数点知られており室町時代のやまと絵系の優品として重要な位置を占める。その散った花びらを乗せて勢いよく流れる流水や岩が巧みに配置された右下から左上にかけてゆっくりと奥まる空間表現は観る者を山の奥深くへと誘うすぐれてやまと絵的な表現であり描写方法に関しても胡粉の盛り上げで桜の花弁を表わすなど、工芸分野と親近性のある我が国の?風の特色をよく示している。