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一票の格差の是正のために

24/09/28 17:03

一票の格差の是正のために
自民党総裁選後に衆議院の解散総選挙が実施される可能性が高いということで、最近毎回恒例の『一人一票実現訴訟』への協力要請の連絡がボチボチやって来ます。

日本国憲法第14条1項に定める方の下の平等は、選挙権に関しては、国民はすべての政治的価値において平等であるべきとする徹底した平等化を志向し、選挙権の内容、すなわち各選挙人の投票の価値の平等もまた、憲法の要求するところである。

最高裁の判旨にあります。

例えば小選挙区で13万票を得票して落選する人がいる一方で、6万票台の当選者がたくさんいます。6万票の当選者を出した選挙区の1票は2倍の価値があるなんておかしい、全ての選挙区の1票の価値が平等でなければならないということです。

それを実現するべく、有志弁護士らによって国政選挙ごとに全選挙区で「一人一票実現訴訟」が提起されているのをご存知でしょうか。毎回地味にニュースになっています。2022年7月の参院選の訴訟が2023年10月に最高裁で判決が出るといった感じです。

全国289すべての小選挙区で提訴が行われる予定とのことで、原告を引き受けてくださる賛同者を募集しています。

ちなみに裁判で違憲と認められた場合でも、無効になったことは一度もありません。

平等はいいけれど、徹底したために島根県&鳥取県、徳島県&高知県みたいに参議院選で二つの県で1人ということになるのもどうかと思います。人が少なくてもそれぞれの県ごとの平等さも大切なのではと思います。

画像は裁判所のHPより引用