立位クンニで潮吹きさせるコツと具体的なやり方を解説!
立ったままのクンニで潮吹きって出来るのか?
気になったことはないですか?AVなどで立ったままの手マンやクンニで潮吹きしている動画って見たことありますが、果たして一般女性ができることなのでしょうか。結論から言えば可能です。この記事では「立ちクンニで潮吹きさせるコツとやり方」について、女性の体のしくみも含めてやさしく丁寧に解説していきます。
目次
立ちクンニとは?
まずは改めて立ちクンニとは何か?について説明すると、立ちクンニは立っている女性の膣を舐めるプレイです。立ちクンニは女性がまっすぐ立っている状態でクンニをしますが、片足立ちなども立ちクンニの一種なので- 女性が立位
- 男性が座位
どちらかというと男性が立っている状態でフェラチオをする方が多いと思うので、立ちクンニは少数派です。
立ちクンニは女性の前で正座や膝立ちをして見上げるような体勢になります。また女性に頭を掴まれてアソコに突っ込まれたりすれば、まるで支配されているようなゾクゾク感を味わうことになるでしょう。
男性によっては女性上位のゾクゾク感がくせになってしまうかもしれません。
普段のセックスで男性上位のプレイをしているなら、あえて立場を逆転させ、女性上位なプレイをすることでマンネリ化の解消にもつながるかもしれません。特に道具も必要ないので、プレイそのものは気軽にできるのも魅力ですね。
クンニをする前に覚えておきたいこと
立ちクンニをする前にしっかり覚えておきたいのが「女性のからだ」です。やはり女の子のからだのことがわかっていないと気持ちいいばかりか、痛みを与えてしまうこともあります。そこでまずは女性のからだのどこに、何があるのか?について知っておきましょう。
Gスポットとスキーン腺ってどこにあるの?
まず、女性の膣の前側(お腹のほう)には、「Gスポット」と呼ばれるとても敏感な部分があります。
このGスポットのすぐ近くに「スキーン腺(パラ尿道腺)」という小さな腺があるんです。このスキーン腺は、実は男性の前立腺に似た働きをしていて、性的に興奮すると分泌液を出します。
膣の中に指を入れて、おへその方向に向かって5〜8cmくらい進んだところで、ザラっとした、みかんの皮のような感触の部分があるのですが、そこがGスポットといわれる場所です。
「潮吹きする」ってどういう現象?
「潮吹き」は、女性がオーガズムに達したときに、尿道から液体が勢いよく出る現象のことです。
これは、ただの尿ではありません。実際にはスキーン腺(スキーン=男性でいう前立腺)から分泌された液体が混ざっています。
つまり、潮吹きの液体は「おしっこに似ているけれど、違うもの」なんですね。
人によっては少量のだけの場合もあれば、大量に出ることもあり、後者を特に「潮吹き(英語でスクワーティング)」と呼ぶこともあります。
液体が多く出る場合は、一時的に膀胱にたまっていた薄い尿が混ざることもあるので、水っぽく量が多くなることがあります。
一方、スキーン腺からの分泌液だけの場合は、少し白っぽくてとろみがあるのが特徴です。ただ潮吹きするときの感覚がおしっこを出す時に似ているため、おしっこが出てしまったと勘違いすることもあるそうです。
立った姿勢でのセックスと潮吹きの関係
「立ったままの体位って、どうなの?」と思われる方もいるかもしれませんね。
実は、立位(立った姿勢)でも潮吹きは十分に起こりえます。AVでもよく立ったまま潮吹きしている動画があるように、立ったまま潮吹きすることはできます。
立っていることで体液が下に流れやすくなるので、しっかりとGスポット周辺が刺激されると、体外へ液体が出やすくなることがあります。またパートナーにしがみつくような姿勢では、体が密着しやすく、安心感や心理的な興奮も高まりやすいという利点もあります。
また、立っているときは自然と体の筋肉が働いていて、特に骨盤まわりの筋肉(骨盤底筋)がキュッと引き締まります。
これがオーガズムの快感を高める要素にもなっているんです。
ただし、立ち姿勢はバランス感覚や筋力が必要な体位でもあるので、無理は禁物。リラックスできる支え方や姿勢を選ぶことが大切です。
他にも潮吹きしやすい体位はあるの?
他にも潮吹きしやすい体位はあります。たとえば、後ろからの正常位(いわゆるドッグスタイル)や、女性が上になる騎乗位なども、膣の前壁=Gスポットを刺激しやすい体位です。つまり、女性が「気持ちいい」と感じられて、Gスポットにしっかりと刺激が届く姿勢であれば、寝ていても立っていても、潮吹きは起こりうるのです。
立位はその中の一つの選択肢、と考えてもらえたらいいですね。潮吹きは、女性の体がしっかりと性的に興奮しているときに起こります。そのためには、Gスポットとクリトリス(陰核)の両方をじっくり丁寧に刺激してあげることが大切です。
特にGスポットは、しっかりとした圧や振動で刺激すると、スキーン腺まわりが活性化されて分泌液が出てきます。ある程度刺激が進むと、「お腹の奥がいっぱいになるような感じ」や「尿意に近い感覚」を覚える人もいますが、これは潮吹きのサインなので安心してくださいね。
このとき、「あ、出ちゃいそう…」と怖くなって動きを止める方もいますが、止めなくて大丈夫です。
呼吸を意識してリラックスしながら刺激を続けることで、自然に体が反応し、潮吹きが起こることがあります。また、クリトリスはとっても敏感な性感帯で、ここへの愛撫だけでも強い快感を感じられる方が多いです。
クリトリスとGスポットは近い場所にあるため、片方を刺激するともう一方にも影響することがよくあります。つまり、「外(クリトリス)」と「内(Gスポット)」を同時に刺激することで、快感はさらに高まり、潮吹きにつながりやすくなるんですね。
実際、「挿入よりも、手や舌を使った刺激のほうが潮吹きには効果的」という専門家の意見もあります。
刺激がしっかりと続くと、呼吸が荒くなったり、体が震えたり、「クチュクチュ」といった音が聞こえてくることもあります。
これは体の中で液体がたまってきたサイン。ここでさらに刺激を強めると、一気に潮吹きが起こりやすくなります。
潮吹きを伴うオーガズムは、「強い解放感がある」「いつものオーガズムとは違った感覚」という声もあり、人によって感じ方はさまざま。でもどんな形であれ、女性の体はゆっくりと丁寧な愛撫にしっかり反応します。焦らず、安心感と心地よさを大切にして進めていくことが、一番のポイントです。
立ちクンニをする前の事前準備
立ちクンニで潮吹きをさせる前に事前準備すべきことについて解説します。セックスはコミュニケーションですから、パートナーと信頼関係を作ることが大切です。
①安心感を与える
潮吹きに限らず、どんな性感体験においても、一番大切なのは「テクニック」よりも信頼関係と心理的な安心感です。
特に女性にとってオーラルセックスは、とてもプライベートで繊細なもの。
だからこそ、心がほぐれていないと、身体もなかなかリラックスできません。多くの女性はこんなふうに心の中で感じています。
「自分の匂いや味って、大丈夫かな…?」
「見られて恥ずかしい…」
「こんなお願いして嫌がられないかな…?」
こうした不安があると、どうしても体をゆだねきれず、快感に集中できなくなってしまいます。
そこで大切なのが、「無条件に受け入れられている」と感じられること。
つまり、あなた自身が心からパートナーを愛おしみ、称賛し、安心させる姿勢を持つことです。クンニリングスをするときは、ただ「やってあげている」のではなく、
「あなたが感じてくれるのが、すごく嬉しい!」
「舐めること自体が自分の興奮になる」
そんな気持ちで向き合ってみてください。
実際、セクシャルヘルスの専門家たちも、「自分が興奮している姿勢を見せることが、女性の安心につながる」とアドバイスしています。プレイの最中は、感じたことをぜひ素直な言葉で伝えるようにしましょう。
- 「すごくいい匂いだよ」
- 「全部が可愛いよ」
- 「見てるだけで興奮する」
こうした言葉は、女性の「恥ずかしい」「不安かも」という気持ちをやわらげ、「私はここにいていいんだ」と思える安心感へつながります。
もちろん無理して言う必要はありません。心から思ったことを、自然なタイミングで伝えるだけで大丈夫です。
信頼関係は、プレイ中だけでなく、その前段階の準備から始まっています。たとえば…
- 鍵のかかる静かな部屋
- 邪魔が入らない時間帯
- 少し照明を落とした落ち着いた空間
こんなふうに、プライバシーと安心感を感じられる空間づくりがとても大事です。
実際に、潮吹きの経験がある女性の多くが、「安心できる環境だったからこそ身を任せられた」と語っています。
「絶対に潮を吹かせなきゃ!」と焦るよりも、「安心して身を任せてもらえる関係をつくりたい」と思う気持ちが、結果的に一番の近道になります。
身体と心の安全がしっかり守られていること。それがあって初めて、女性は心も身体もほどけていきます。
だから、まずはパートナーが「安心して、ありのままでいられる」空間づくりから始めてみてくださいね。それが信頼関係を深める、何よりの第一歩です。
②前後どちらもコミュニケーションを取る
潮吹きにチャレンジするとき、実はプレイそのものと同じくらい大切なのが、その前後のコミュニケーションです。
どんなにテクニックが優れていても、気持ちのやりとりが足りなければ、安心して身をゆだねるのはむずかしいもの。
だからこそ、「やる前」と「終わったあと」の会話を大切にしていきましょうね。
チャレンジ前に、ちょっとした話し合いをしておくと、お互いの不安や期待がぐっと軽くなります。
たとえば女性が、
「もし出ちゃったら恥ずかしいかも…」
「布団を汚しちゃったらどうしよう…」
といった不安を感じていることも少なくありません。
そんなときは、やさしく話を聞いてあげましょう。
そして、
「大丈夫。何があっても受け止めるからね」
「全部OKだよ。リラックスして楽しもう」
という安心できるメッセージを、しっかり伝えてあげてください。
逆に、「絶対に潮吹きしてほしい!」などと一方的に求めるのはNG。
潮吹きは目標ではなく、一緒に楽しむ過程のひとつです。なので、「できたらラッキー!」くらいの軽やかな気持ちで臨むほうが、かえってうまくいくことが多いですよ。
プレイ中にも、ちょっとしたコミュニケーションがとても役立ちます。
言葉にしづらいときは、女性の息遣いや声、体の動きなどを観察して、気持ちよさそうかどうかを感じ取ってみてください。
迷ったときは、やさしくひとこと、
「ここ気持ちいい?」
「大丈夫?キツくない?」
と聞いてみるのもOK。
無理のない問いかけなら、女性も安心して答えやすくなりますし、その答えが次のヒントにもなります。
実際に、セックスの満足度が高いカップルほど、お互いによく会話しているという調査結果もあります。
プレイが終わったあとのアフターケア(事後のコミュニケーション)も、すごく大切です。
潮吹きがあったときは、女性がちょっと戸惑っていることもあるかもしれません。
そんなときは、
「すごかったね!最高だったよ!」
「あれ、めちゃくちゃ興奮したよ」
と、ポジティブに受け止めてくれる言葉が何よりも安心につながります。
逆に、潮吹きが起きなかったとしても、
「気持ちよかったよ、すごくよかったね」
「今日は最高だった、ありがとう」
というふうに、成果ではなく気持ちを称え合うことが大切です。
行為のあとに、やさしく抱きしめたり、一緒にシャワーを浴びたりする時間も、心と体をつなげてくれる素敵なアフターケアになります。
こうしたコミュニケーションを積み重ねることで、女性は
「この人になら全部さらけ出しても大丈夫」
という深い信頼感を持てるようになります。
その信頼が、次回以降の性体験をもっと自由に、もっと楽しく、もっと気持ちよくしてくれるのです。
③相手の反応を常に見ておく
立ちクンニ含め、セックスをより気持ちよく、より信頼のあるものにするためには、相手の反応を丁寧に読み取ることがとても大切です。
特に潮吹きのような繊細なプレイでは、ほんの少しの表情や言葉の変化が、大きなヒントになります。
たとえば、女性がふいにしかめっ面をしたり、体を引くような反応を見せたら、それは、刺激が強すぎたり、ちょっと好みから外れているサインかもしれません。そんなときはすぐに動きをゆるめて、そっと「大丈夫?」と声をかけてみてください。
もし女性が「ちょっと待って」と伝えてきたなら、すぐに手を止めて、落ち着くのを一緒に待ちましょう。
途中で休憩を挟んだとしても、しっかりした信頼関係があればムードは壊れません。むしろ、「この人はちゃんと私のことを見てくれている」と安心してもらえる大きなチャンスです。こうした優しさの積み重ねが、女性にとっての安心感となり、身体の奥から快感を引き出していく鍵になります。
無理に突き進むのではなく、お互いの心と体の声に耳を傾けながら、リアルタイムでペースを合わせていきましょう。
信頼が深まったパートナー同士であれば、セックスはただの行為ではなく、二人で創る濃密で豊かな時間になります。
潮吹きに挑戦するにしても、ゴールのように「イカせる!」と意気込む必要はありません。
それよりも大切なのは、「一緒に気持ちよくなろう」という姿勢。
お互いが感じるポイントを教え合ったり、「こうしてほしいな」「こうされるの好き」とプレイ中にフィードバックし合える関係を築いていきましょう。たとえば
- 女性が「ここもっと触って」と手でリードしてもOK
- 与える側が「太ももで軽く挟んでくれる?」とお願いしてもOK
こんなふうに、二人が積極的に関わり合うことでセックスはどんどん深まっていくんです。
ときには体勢が崩れたり、ちょっと変な音が出て笑っちゃうこともあるかもしれません。でも、それでOK。
むしろ、「おかしいね〜」と一緒に笑える関係こそ最強の信頼関係です。
セックスをあまり深刻にとらえすぎず、「ふたりだけの秘密の遊び」みたいに楽しめると、自然とリラックスできて、気持ちよさもぐっと増していきますよ。
そして、セックスのあと。特に潮吹きが起きた場合、女性は達成感と同時にちょっとした恥ずかしさを感じることがあります。
そんなときこそ、パートナーのひとことがとても大きな意味を持ちます。
「すごかったよ、感動した!」
「最高だったね。ありがとう」
そんな温かい言葉とハグがあれば、女性はその快感を安心して受け止めることができます。
潮吹きがなかった場合も、もちろん同じ。
「気持ちよかったね」
「今日は本当に幸せだった」
そう言って優しく包み込んであげることで、セックスは気持ちと心がつながる「豊かな時間」となります。
ある調査によると、潮吹きを経験した女性の約80%とそのパートナーの約90%が、「セックスを通じて関係が良くなった」と答えています。
お互いを思いやり、尊重し、フィードバックを受け止め合う。そんな関係の中でこそ、肉体的にも精神的にも満たされるセックスが育っていきます。
セックスは、上手さや成功ではなく「二人の心地よさ」がいちばん大切。
立ちクンニで潮吹きさせる方法
次に立ちクンニで潮吹きさせるための具体的なやり方を紹介します。立った状態で女性にクンニリングスをする時は、「どうやったらお互いがリラックスして楽しめるか?」をまず考えていくことが大切です。
①事前にトイレを済ませておく
女性は事前にトイレを済ませておくと良いです。潮吹きは尿意と似ているため、事前にトイレでおしっこを済ませておかないと途中で「尿意かも?」と不安になることがあります。
事前にトイレに行っておけば、尿意が来ても潮吹きの感覚だからと安心して身を委ねやすくなります。
とはいえ水分不足だと潮吹きしにくかったりすることもあるので、水分もある程度とりつつ、事前にトイレに行くのが良いでしょう。
②万全な場所を用意する
気持ちよく楽しむためには、「場所の準備」も大切。
たとえば部屋の中が寒いと体がこわばって固くなってしまいますし、部屋の中に誰かが入ってくるかもしれないと思うとリラックスできません。
なるべく二人っきりになれて、リラックスできる場所を用意しましょう。床やベッドが濡れるのが気になるときは、タオルを敷いておくと安心です。
③姿勢をつくる
基本的な姿勢は、女性が立って、してあげる側(パートナー)は膝立ちになるのがスタンダード。
ここで大事なのは、女性がしっかり体を預けられる場所を見つけること。たとえば、背もたれのある椅子、しっかりしたテーブル、壁などに軽くもたれかかると体のバランスが取りやすくなります。
さらに、片足を椅子や台の上に乗せて開脚すると、パートナーの顔の位置にちょうど届きやすくなりますよ。
ちなみに、セックスセラピストのジャネット・ブリトーさんはこの体勢を「Praise My Temple(私の神殿を讃えて)」と名づけていて、立ったままオーラルを楽しむ理想のポジションとされています。
カップルの身長差があるときは、踏み台や階段の段差などをうまく使って高さを調整してみてください。
無理な姿勢だとお互いに疲れてしまうので、長く心地よく続けられる体勢を見つけることがポイントです。また、パートナーが長時間上を向くと首が疲れてしまうので、女性が少し腰を落としたり、お尻の下にクッションを挟んだりして、角度を調整するのもおすすめです。
④前戯から始める
準備が整ったら、いきなり立ちクンニで刺激するのではなく、まずは丁寧な前戯から始めましょう。
立ちクンニをする前に抱きしめ合ったり、キスや愛撫でじっくり気持ちを高めていくことで、女性の体も心も自然とほぐれていきます。膣や陰部が潤ってくると、オーラルの心地よさもぐっとアップしますし、潮吹きにも近づきやすくなりますよ。
⑤舌を使う
オーラルセックスで女性を気持ちよくさせるために、一番大事なのは最初はとにかく優しくということ。
女性のクリトリスはとっても敏感な場所なので、最初から強く舌で触れたり、吸ったりすると、痛みやくすぐったさを感じてしまって快感どころじゃなくなってしまうこともあるんです。なので、最初はびっくりさせないように、そーっと、そーっと始めるのが鉄則です。
セックスセラピストのイアン・カーナーさんは、「舌は蝶の羽ばたきのように優しく震わせたり、濡れたマジックペンでゆっくりなぞるように動かすのがいい」と言っています。
つまり、激しくペロペロ!というよりも、繊細でゆっくり丁寧な舌使いのほうが、女性にとってはうれしいってことなんですね。
実際には、最初はクリトリスそのものにいきなり触れるのではなく、周辺からじわじわと攻めるのがポイント。たとえば、
- 陰部の割れ目(陰裂)を舌先でゆっくり上下になぞる
- クリトリスの周りを 舐め上げるような動きをしてじらす
⑥吸うのもあり
唇でそっとキスしたり、軽く吸ったりするのもアリです。ただし、吸いすぎると強すぎる刺激になることもあるので、相手の反応を見ながら優しく行いましょう。
舌先だけでなく、舌全体を使って、陰唇(外陰部のひだ)や会陰(肛門と膣の間)まで、広い範囲をやさしくなめるようにすると、女性は「くすぐったいけど気持ちいい」という感覚になって、体の力も抜けてきます。
もし、女性が腰を動かして押し付けてくるようなら、「もっと舐めてほしい!」のサインかもしれません。
女性がもっと感じたいモードに入ってきたら、クリトリスのフード(皮の部分)をそっと舌先でめくるようにして、やっとクリトリスそのものを優しく舐めていきます。ここでの動きのバリエーションも大切です。
- 円を描くように舐める
- 小刻みに細かく震わせる
- 上下や左右に優しく動かす
こんな風にいろいろ試しながら、女性の反応が一番良さそうな動きを見つけてみてくださいね。
クリトリスまわりの好みは本当に人それぞれです。
だからこそ、相手の吐息や声、腰の動きなどをよく感じとって、「これだ!」という反応が返ってきたら、その動きを続けてみてください。
そして、恥ずかしくなければ、思いきって聞いてみるのもすごくいい方法です。
「気持ちいい?」
「もっとこうしてほしい?」
こんなふうに優しく聞いてみてくださいね。
⑦指も一緒に使う
潮吹きを狙いたいときには、「舌」と「指」の両方を使って、同時に刺激を与えることがとても効果的です。
立ちクンニを始めて女性が気持ちよさそうにしてきたら、そこから少しずつ指を使った刺激を加えていきます。
舌での愛撫を続けながら、片方の手でそっと中指(必要なら薬指も一緒に)を膣に挿入していきましょう。
力を入れず、ゆっくりと。指を入れたら、指先を「お腹のほう(上方向)」に向けて曲げてみてください。
すると、膣の前側にちょっとザラっとしていて、他の部分より少し硬い場所があると思います。
そこが、いわゆる「Gスポット」と呼ばれる場所です。女性が気持ちよさそうにしている様子が見えたら、そのGスポットに向かってやさしく刺激してみましょう。
たとえば:
- やんわりと押して、少し離す。
- 指先でトントンとリズミカルに軽く叩くような動き。
- 指をくいっと曲げて「おいでおいで(come-hither)」と呼ぶような動き
この「カムヒザー動作」は、とても有名なテクニックのひとつです。
ただし、最初から強く押したりせず、浅めに、やさしくなでるようにするのがポイント。
焦らず、少しずつ感覚を高めていきましょう。
舌でクリトリスを愛撫しながら、Gスポットへの指の動きも一緒にリズムを合わせてみてください。
そうすることで、刺激が分散せずに、心地よさがより強く伝わりやすくなります。
女性の表情や呼吸、声の変化をよく観察しながら、快感が高まってきたと感じたら、少しずつ動きを大きく、強くしていきましょう。
⑧空いている手を使う
舌と指で手いっぱい…と思いきや、もう片方の手が空いていますよね?
その手で、乳房や乳首をやさしく愛撫してあげると、さらに気持ちよさが深まります。乳首を軽くつまんだり、周りをなでたりするだけでも、女性の興奮はぐっと高まっていきます。クリトリスとGスポットを同時にしっかり刺激していくと、音が聞こえてくることがあります。
これが、潮吹きが近づいているサインです。
そのサインがあれば、遠慮せず、指の動きをより速く、力強くしてOK。舌の動きもスピードを合わせて、リズムよく続けてください。
そのまま一定のテンポで刺激を送り続けることで、女性はオーガズムに達しやすくなり、タイミングが合えば勢いよく潮が吹き出すこともあります。
潮吹きは、テクニックだけでなく、心と体のリラックスがとても大事です。やさしい気持ちで、女性の反応を丁寧に感じ取りながら、ひとつひとつのステップを大切にしていきましょうね。
⑨力の強め方を意識する
クンニと指を組み合わせるときに、とても大切なのが「リズム」と「強弱」のバランスです。
最初はやさしく始めて、後半に向かって少しずつ盛り上げていく…そんな緩急を意識してみてください。手コキやフェラチオでもそうですが、いきなり強く刺激されたら気持ちよさよりも痛みが勝ってしまいますよね。
舌を使うときは、はじめはソフトにやさしく舐めまわすところからスタート。女性の体が徐々に敏感になってくるのを感じながら、少しずつスピードや動きを変えていきましょう。
小刻みにトントン…と舌先を動かす「フェザータッチ」も、後半の盛り上げにぴったりのテクニックです。指の場合も同様です。挿入したばかりのときは浅く、静かに動かして、女性の反応をよく観察します。快感が高まってきたなと感じたら、少し深く、そしてしっかりとしたピストン動作や、Gスポットへの圧を強めていきましょう。
でも大切なのは、ただ強く速くすればいいというわけではありません。
女性が「これ気持ちいい!」と感じている角度やリズムに出会ったら、それをしばらくキープすることがとても大事です。
ここで、いろんな動きを試そうとして頻繁にやり方を変えてしまうと、せっかく高まっていた快感が途切れてしまうことも…。
なので、気持ちよさの波が来たら、そのまま同じテンポ・同じ場所を丁寧に刺激し続けてあげてくださいね。
一定のリズムで刺激が続くと、女性の体はどんどん快感に馴染んでいきます。そしてその先には、もう自分でも止められないオーガズムが待っています。もし女性が自分から腰を動かしはじめたり、息が荒くなったりしたら…それは絶頂が近いサイン。
そのままペースを崩さずに、一緒に「気持ちいい波」に乗っていきましょう!
うまくタイミングが合えば、ビクンと体を震わせたあとに、勢いよく熱い潮が吹き出すこともあります。
もしそのとき潮吹きが起きなかったとしても、落ち込む必要はまったくありません。
繰り返していくうちに、タイミングやコツが自然とつかめてくるものです。
なにより大切なのは、「潮吹きさせなきゃ!」と焦ることではなくて、女性がどう感じているかに寄り添いながら、二人で気持ちよさを深めていくことです。潮吹きがあってもなくても、女性がオーガズムを迎えて幸せそうなら、それはもう十分すぎるほどの成功ですよ。
立ちクンニで潮吹きをさせる際の注意点
①体勢に気をつける
安全で快適な体勢を保つことはとても大切です。特に「立位(立ったまま)」でのプレイって結構疲れるんですよね。
立ちクンニの時って男性は座ってるのでわかりにくいんですが、女性側がキツイと感じている場合があるので注意深く見てあげると良いです。
また女性が立った状態で興奮してくると、つい無意識に膝をピンと伸ばして突っ張ってしまうことがあります。膝を伸ばしすぎると痛めてしまうこともあるので、あまりビクビク動きすぎるようなら危ないかもしれません。
さらに、突然力が抜けてバランスを崩す…なんてことも。
ですので、膝はほんの少し曲げておくくらいがちょうどいいす。もし女性が足に疲労を感じたら、椅子に座って続きを楽しむのもいいですし、与え手の方が首や膝に違和感を覚えたら、思い切って体位を変えてみるのも大切な選択です。
プレイは「我慢比べ」ではありません。快適に、気持ちよく、長く楽しむためには柔軟さがカギです。
初心者さんであれば、まずはベッドの端に女性が腰かけて、相手がひざまずいて愛撫するような疑似立位から始めるのもおすすめですよ。
②シャワー室でのプレイは要注意!
シャワー室でのセックスやオーラルは、非日常感もあってちょっとドキドキしますよね。
でもそのぶん、足元や体勢には十分な注意が必要です。濡れた床って、思っている以上にツルツル滑りやすくて、うっかり転んでしまうこともあるんです。もしシャワー室で立位プレイを試してみたいなら、転ばないように注意が必要です。
例えば
- 滑り止めマットを敷く
- つかまれる手すりを設置しておく
- 床や周囲をこまめに拭いておく
など、少しの準備で安心感がグッと高まります。
慣れていないうちは、まずはベッドや床の上など、安定した場所でプレイを経験してから「今日はシャワー室にしてみようか?」とステップアップするのがおすすめですよ◎オーラルは、集中力と体力を意外と使うプレイです。
だからこそ、のどの渇きや体の疲れにもちゃんと気づいてあげてくださいね。
- 途中でこまめにお水を飲んだり
- プレイ前に軽くストレッチをしておくと、足がつりにくくなったりしますし
- 体勢がつらくなる前に体位を変える
また体調がなんとなく良くない日、疲れている日、気分が乗らない日。
そんなときは、無理してプレイを続ける必要はありません。
「今日はお休みして、また今度ゆっくり楽しもう」そんなふうに、自分や相手の体調にやさしく寄り添うことこそ、本当の思いやりです。
- 「滑らないようにマットを敷こう」
- 「今日は首が疲れてきたから姿勢を変えよう」
- 「ちょっとお水飲んでいい?」
そういう気づかいは、ムードを壊すどころか、この人となら安心して楽しめるという信頼感につながるもの。
だから、安全のことをちゃんと考えることはとても大切です。
ふちょっとした工夫と、ちょっとした思いやり。それが結局、一番長く、心地よくセックスを楽しむための秘訣です。
③相手の心理的負担を減らす
セックスは、お互いが気持ちよく、リラックスして楽しめることが一番大切です。
どちらか一方にばかり負担がかかってしまうと、心にも身体にも余裕がなくなり、本来の「愛し合う楽しさ」から少しずつズレてしまうこともあります。
だからこそ、「ちょっとした思いやり」をプレイに取り入れて、負担を分かち合う工夫をしてみましょう。
立ったままのクンニは、非日常感があってとても刺激的。でも実際には、女性側(受け手)に意外と大きな負担がかかる体勢でもあります。
たとえば
- 長時間立ちっぱなしでいると脚が疲れてしまう
- 腰や膝に負担がかかって、快感に集中できなくなる
ということも。
しかも意外と女性側って「本当は言いたいけど我慢している」というケースが多いんです。
そんなときは、プレイ中に姿勢を変えたり、壁にもたれて支えるなどのちょっとした工夫で、身体への負担をぐっと軽くしてあげられますよ。
もし腰や膝に不安がある場合は、無理に立たなくてもOK。
椅子に座る・片膝を立てる・ベッドの縁に腰かけるなど、自分たちに合った体勢にアレンジしていきましょう。
与え手側も、もし膝をつく体勢になるなら、クッションやタオルを下に敷いておくと、身体への優しさがぐんと増します。
身体だけでなく、心への気づかいもとても大切です。たとえば女性が、
「ちゃんと潮が出なかったら、ガッカリされるかも…」
とプレッシャーを感じていたとしたら、それだけで心が縮こまってしまいます。
そんなときは、プレイの前にさらっと、
「出ても出なくても、どっちでもいいからね」
「一緒に気持ちよくなれたら、それだけで最高だよ」
と伝えてあげましょう。このひと言で、女性の肩の力がふっと抜けて、プレイに集中しやすくなることもよくあります。潮吹きが起きなかったときに、ガッカリした表情をしたり、「なんで出なかったの?」と責めるような態度をとるのは絶対にNGです。たとえ無意識であっても、これは女性にとってとても大きな心理的ダメージになります。「恥ずかしい」「申し訳ない」という気持ちが強くなってしまい、今後のプレイにも影を落としてしまうかもしれません。思い通りの結果にならなかったとしても、こんなふうに言ってもらえたら、女性はとても安心します。
「今日はすごく気持ちよかったよ」
「ありがとう、すごく幸せだった」
ポジティブな受け止めがあれば、それは失敗ではなく、次につながる豊かな経験に変わります。
相手の負担を減らすというのは、「がまんさせないようにしてあげる」という意味ではありません。
それはむしろ、二人のセックス全体の心地よさを高める工夫なんです。
ちょっとした気づかいや声かけ、体勢の調整、プレッシャーを取り除くのはどれも難しいことではありませんが、続けていくことで信頼と安心感がどんどん育っていきます。
セックスは、ふたりでつくりあげていくもの。だからこそ、相手を思いやるやさしさと余裕を持つことが大切です。
④正しい情報を得ること
最後に、潮吹きやセックスに関してよくある誤解や間違った情報を、ひとつずつやさしく整理しておきましょう。
正しい知識があることで、不安やプレッシャーが減り、もっと安心してふたりの時間を楽しめるようになります。
まずよくある誤解が、「潮吹きって、結局おしっこなんでしょ?」というもの。
これははっきり否定しておきたい誤解です。確かに、潮吹きの液体の中には尿に似た成分も一部含まれていますが、女性特有のスキーン腺からの分泌液も混ざっていて、完全に尿と同じではありません。実際、女性の射精液には、男性の精液にも含まれる成分も確認されています。
もし不安がある場合は、プレイ前に軽くトイレを済ませておけば、余計な心配はかなり減りますよ。
もうひとつ気をつけたいのが、「やり方さえわかれば誰でも潮吹きできる」という誤解。これは誇張された情報で、現実には個人差がとても大きいんです。
- 感じやすさの差
- 精神的なリラックス度
さまざまな要素が絡んでくるため、「100%潮吹きできる方法」は存在しません。
ネット記事や雑誌の「このテクで必ず潮吹き!」という言葉は、ちょっと大げさに表現されている場合が多いので、うのみにしないでくださいね。大事なのは、相手の感じ方を観察しながら、ふたりで心地よいやり方を探していく姿勢です。
AVで見るような大量の潮吹きや、大げさな絶頂のリアクションは、演出としての要素が大半です。
また潮吹きしやすいAV女優の大半は自分でトレーニングをしたり、水分を多めに摂ったりして潮吹きがしやすいからだに仕上げていたりします(とあるAV女優のインタビューにて)。実際の潮吹きの量は、シーツが少し湿る程度の人もいれば、コップ半分くらい出る人もいます。
どちらも正常であり、優劣はありません。
「たくさん出たほうが良い」「派手に反応しなきゃいけない」なんてことはないんです。また、オーガズムに達していなくても、「なんとなく気持ちいいな」と感じていれば、それでも十分と言えるでしょう。
⑤爪を整えておく
潮吹きもオーラルも、体液や粘膜の接触をともなうプレイです。
心地よく、快適なプレイのために、爪は短く、丸く整えておきましょう。
ちょっとした準備や心配りで、プレイの満足度はぐんと上がります。潮吹きは誰もが同じやり方でできるわけではありませんから、正しい情報を参考にしつつも相手への気遣いを忘れないことが大切です。焦らず、比べず、ふたりのペースで進めてみてくださいね。
まとめ
立位でのクンニリングスによる潮吹きは、適切な知識と信頼関係に裏打ちされた素晴らしい性愛体験になり得ます。
女性の体の仕組みを理解し、丁寧な愛撫で興奮を高め、無理のない姿勢で安全に配慮しつつ、お互いを思いやるコミュニケーションを取ることが成功のカギです。医学的に見ても潮吹きは自然現象であり、恥じる必要は全くありません。
二人の絆が深まり、心からリラックスして挑戦できれば、きっと忘れられない快感と充実感を共有できるでしょう。
その過程自体がパートナーとの信頼を一層強固にし、セックスライフ全体の満足度向上にもつながります。ぜひ二人だけのペースで、楽しみながらトライしてみてください。
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